■(教育関連２回目） 私の質問
小中学校児童生徒の学力向上について、２回目の質問をします。
１回目詳細かつ丁寧な答弁有難うございました。１点気掛かりなのは、授業参観についてであります。是非様々な工夫を行い、来られない家庭が無くなる様ご努力頂きたいと思います。
さて、
本市では既に国に先駆け人口減少が始まっております。活力ある青梅市を作るために、人口減少にどう立ち向かって行くかが極めて大きな政策課題であります。浜中市長が標榜する「訪れたい、暮らしたい、住み続けたいまち」青梅を実現するためにも、人口流失を食い止め、本市に人口を呼び込む様々な手立てが必要であります。とりわけ、労働人口・若年層を呼び込むには、子育て支援の充実が欠かせません。と、同時に私は教育の充実が欠かせない要素であると思います。子育ての充実と教育の充実は車の両輪、この二つが揃わなければ青梅に子育て世代、若年層は呼び込めないと思います。子育て青梅・教育青梅と胸を張れるレベルまで教育の充実を図って行きたい。そのためにはなんとしても今の学力レベルを少しづつでも引き上げて行ってもらいたいと強く思うのであります。
答弁頂いた諸施策については、是非継続し充実させていただきたい。と同時に全体を底上げし、施策を実効あるものにするためにも、子供達のやる気即ち学習意欲を引き出す努力をさらに継続し高めて頂きたい。子供達が自主的・主体的に学習に取り組むようにならなければ、学力向上は望めないと考えます。子供達には無限の可能性があります。自然環境に恵まれた、歴史と文化の地・青梅に育った子供達には、多様性に適応する能力も都会の子供達とは違った面で自然と備わっていると思います。要はその潜在的な能力をどう引き出し、学力の向上に結びつけて行くのかがポイントではないかと考えます。
(1)１つには、日常生活の中、あるいは地域で起きた出来事等で興味を持った事柄について学習させ、そこから学習の面白さを見出させ、定着を図り発展させる。
(2)２つ目として、先の質問でも取り上げましたが、子供達の好きな事・得意な分野を更に伸ばし自信を付けさせる。また、不得意分野を克服させることで努力する事の大切さを教えて行く等の地道な努力の積み重ねが重要ではないかと思います。子供達の物事に対する興味の持ち方は様々でありましょうが、子供達一人一人の個性に即し、主体的に学習する力を付けさせることができてこそ、学力向上の諸施策がよりよく機能するのではないかと思いますが、教育長に見解を伺い、併せて学力向上に向けての決意を求めます。
◆2回目質問の教育長答弁 （全文）
ご指摘の授業参観率の向上についてであります。一人も来られないご家庭については、家庭訪問を実施するなどの方法で、一人も来られないご家庭がないようにしてまいります。学力向上の今後の施策について、お答えいたします。これまでの施策では、学力調査において東京都の平均点を目指し、児童・生徒の基礎学力の定着に重点を置いて取り組んでまいりました。来年度が５ヵ年計画の最終年となりますので、その結果を受けて検証してまいりますが、今後は、基礎学力の定着を図ることに力を入れながらも、子供達の学習に向かう主体性や、個々の自信を付けさせることにも力を入れていきたいと考えております。次期学習指導要領が、小学校で平成30年度から、中学校では平成31年度から実施されます。中央教育審議会から公表された「次期学習指導要領に向けたこれまでの審議のまとめ」の中には、学校教育を通じて子供達が身につけるべき資質・能力や、学ぶべき内容、学び方が示されています。ご提案頂きました「学習の面白さを見出させ、定着を図り発展させること」「努力することの大切さを教えておくこと」は、新たな学習指導要領の考え方と方向性に違いがないと考えますので、その内容を含め、検討してまいります。これからの学び方としては、「主体的に学び」、「対話的な学び」、「深い学び」が今まで以上に重要視されてきます。豊かな自然、歴史・文化溢れる青梅の中で育った子どもたちに、学力の向上はもとより、健康で笑顔溢れる元気な子ども達を育てるための方策を、教育委員の皆さんや学校関係者の意見を取り込みながら、今後の教育行政を推進してまいります。
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