2、消防団の操法訓練用地の確保について
私の質問(1回目)
大きな2番目として、消防団の操法訓練用地の確保の問題について質問致します。
消防団の団員不足そしてその団員の確保は非常に大きな問題であります。この点に関しては2月議会の一般質問で取り上げさせて頂きましたが、その少ない人員の中で来年の6月には2年に1回の操法大会を迎えます。3月末で退団される団員の補充・確保に奔走する中、操法大会へ向けて動き出すわけですが、分団の一部の部においては、訓練用地の確保に苦労されているとの話を耳にします。操法の訓練場所については、通常の訓練用地とは異なる一定以上の広さが必要となりますし、周辺住民の理解・協力、照明設備等の環境整備も必要で、その確保に苦労がついて回るのが現状と思われます。現に私の地元第4四支会でも、部の地元では用地の確保ができず、かなりの遠隔地に訓練用地を確保している部もあります。消防団の持つ役割の重さは論を待ちません。そしてその技量を高めるための操法大会、それへ向けての訓練、そのための訓練用地の確保は極めて重要な問題であると思います。
以上の観点に立って、以下質問いたします。
(1)青梅市消防団、全37部の操法訓練場所について全て把握していますか?把握しているとして、37部の内、まず、公有地と民有地の別にお示しください。
(2)公有地の内、青梅市及びその関連は何か所ありますか?都有地・国有地があれば、別にお示しください。
(3)訓練場所の用途別、たとえば公園・道路・駐車場等でお示しください。
(4)小中学校で実施しているところは何校ありますか?実施していない?あるいは実施出来ない学校の理由はなんですか?
(5)市道で実施しているところは、何か所ありますか?実施に当たっての許可条件等はありますか?道路での訓練についてどう考えておられるか?お答え頂きたい。
(6)民有地を借りて訓練を実施している場合、利用料等が発生しているのか把握していますか?
以上、1回目の質問とします。
市長答弁(1回目)
消防団、全37部の訓練場所の現状についてであります。訓練場所は、それぞれの部が単独の場所や複数の場所、また、複数の部が同じ場所を使用して行われております。まず、市などの公の機関が管理する場所と、その他の場所の別であります。公の機関が管理する場所での訓練の実施は、22か所で、28部であります。その他の場所は3か所で9部となっております。公の機関が管理する場所のうち、市の関連施設は19ヶ所で、25部、東京都の関連施設が3か所で4部となっております。このうち、1つの部が市と都の双方の施設で実施しております。
次に訓練場所の、主な用途別であります。駐車場が8ヶ所で16部、道路が7ヶ所で11部、運動広場が2ヶ所で3部であり、その他、学校などとなっております。次に小・中学校の実施につきましては、小・中各2校の、計4校で5つの部が実施しております。学校の利用につきましては、訓練の主体となる、各分団や各部の意向に基づくものであります。実施されない理由の一つとしましては、近隣の学校敷地内に、訓練に必要なスペースの確保が難しいと判断されていることが考えられます。また、校庭は、訓練終了後の整地作業が必要となるほか、施設の配置上等の理由で、車両の乗り入れが難しい場合もあります。雨が降った後などの、グランドの状態に、訓練の実施が左右されることも、理由として想定されるところであります。 次に、市道の実施状況であります。先ほど、申し上げました、道路の7ヶ所、11部は全て青梅市道であります。道路で訓練を実施する場合は、交通誘導員の配置や歩行者の安全を確保する事が、条件とされます。道路での操法訓練につきましては、市の施設など、他に訓練に適した場所が、確保できない場合の、対応であると考えます。操法訓練につきましては、一定期間、継続した訓練になります。できる限り、交通誘導などの、団員の負担を少なくし、より安全に、訓練に専念できる場所において、実施して頂くことが、望まれるところであります。道路での訓練の際は、通行の安全とともに、車両の進入対策など、団員や住民の安全に、十分、留意して実施していただきたいと、思っております。次に、公の機関が管理する場所以外を借りている場合の使用料につきましては、発生していないものと、認識しております。
私の質問(2回目)
消防団の操法訓練場所の確保について2回目の質問を致します。操法訓練場所の状況について答弁いただきました。先ほども申しました通り、各分団・各部で訓練場所の確保にかなりの苦労をしています。
そこで、3点伺います。
(1)青梅市消防団でありますし、市有地で訓練が出来るのが、ベストと思います。市有地の中で、整備を進めるなどして、訓練場所として提供できるところがないか?そのような検討をされているかどうか?市有地全般を見直して頂きたいと思いますが、答弁いただきたい。
(2)小中学校校庭の活用についてお聞きします。校庭の利用には、その校庭の状況等により、活用が困難な場合もあるとのことでした。また、学校の方針もあろうかとも思いますが、細かく事情を考慮していけば、まだまだ、活用できるところが、あるのではないかとも思います。この点での見解を伺います。
(3)消防団各部の操法訓練用地確保に関し、青梅市はこれまでどのように関与して来ましたか?どのような支援をして来ましたか?訓練用地の確保については、地元の状況を熟知した各分団・各部が中心になるのは、当然でありますが、情報提供・訓練用地の管理・整備等、青梅市として、支援すべき点も多々あろうかと思います。現下の状況を勘案して、青梅市として、今後どのような形で消防団の操法訓練用地確保を支援していく考えか伺って、質問といたします。
市長答弁(2回目)
消防団の訓練用地の確保についての、市の関与と支援についてであります。始めに、市有地の訓練についてであります。操法訓練の実施場所といたしましては、できる限り、市有地を提供できることが、理想であるとは、考えます。一方で、訓練が可能な場所は、消防ホースを延ばすことができる、一定の規模の広さとともに、放水用の水の確保なども、必要となることから、非常に限られていることが、現状であります。現在、市有地の利用目的として、操法訓練施設を整備することは、検討しておりませんが、既存施設の有効活用を前提に、改めて、訓練場所として利用できるところがないか、確認してまいります。次に、小中学校の校庭の活用についてであります。校庭を活用する際は、学校により、施設配置や校庭の水はけの状態なども異なることから、訓練の主体となる各分団や各部の意向と、それぞれの学校の事情を踏まえた、対応が必要であると考えます。校庭の利用について、各分団や各部から、相談があった場合には、必要により、教育委員会や学校との協議などを含め、協力してまいりたいと考えております。次に市の関与と支援についてであります。消防操法は、消防団員が消火技術を身に着け、消防活動に必要な基本を養うため、重要な訓練であります。市では、これまでも、市役所の駐車場や、青梅スタジアムの駐車場をはじめとした、市の施設について、訓練場所として、提供しております。また、関係機関や、市の関係部署への、手続き等が、円滑に進むよう、取り纏めを行うなど、事務的な支援も行ってまいりました。引き続き、市の施設において、活用できる場所を精査し、情報提供を行うとともに、可能な限り、各分団、各部の意向に添って、提供できるよう、事務手続きを含め、側面から支援してまいります。今後も、操法訓練場所の確保とともに、消防団支援の観点から、消防団の活動環境の維持、充実に努めてまいります。
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